茅野市文化芸術推進事業レポート
芸術×文化×くらし

地域そのものが
ミュージアム!

茅野市文化芸術推進事業では、茅野市内のミュージアム(美術館・博物館)と、教育施設やコミュニティ施設、コワーキングスペース、観光関係団体などの関係機関が連携し、文化・芸術の視点から地域とミュージアムをつなげる取り組みを実施してきました。
レポート

ちの ミュージアム・ピクニック

2018年11月~2020年2月 全4回

ミュージアム・ピクニックって?

ココがポイント!

1.ミュージアム+地域の文化を体験!
2.ストーリーのある解説!

もっとみんなにミュージアム(美術館・博物館)に親しんでもらいたい! という思いで、はじまった企画。「ちの旅案内人」がガイドを務め、定員20人のマイクロバスで、丸一日かけて市内を見て回ります。毎回、茅野ならではのテーマを定め、ミュージアムを順番に訪れるだけではなく、市内の様々なスポットもめぐるのがポイント。文化・芸術を育んだ茅野のまちそのものを、テーマに沿って見直すことで、見慣れたまちが一変します。

※各項目をクリックすると、詳しいレポートがご覧いただけます。

ピクニック1
自然と諏訪の信仰
自然と諏訪の信仰
2018.11.11
「自然を敬う精神」が文化の原点
ピクニック2
自然と諏訪の信仰
縄文と八ヶ岳の恵み
2018.11.24
縄文から続く「鹿狩り」の伝統
ピクニック3
自然と諏訪の信仰
八ヶ岳の恵みと人の営み
2019.11.24
山がもたらす食料、そして水
ピクニック4
自然と諏訪の信仰
凍みる冬に生きる工夫
2020.2.22
厳しい寒さが生んだ伝統の文化
レポート

ちの ミュージアム・ピクニック

2019年2月~2020年2月 全6回

「ちのを編む」ってどういうこと?

ココがポイント!

1.地元の皆さんの取り組みを直接聞く!
2.もともとある「宝もの」を再発見!

地域がもともともっている魅力に改めて光をあてて、気づきなおし、組み合わせ、つないでみたい。そんな、茅野の魅力を編集する=「ちのを編む」という視点で、地元の方々の取り組みを直接うかがう集まり「みんなのサロン」を2019年から6回開催してきました。ミュージアム(美術館・博物館)や、市民活動・生涯学習・観光・産業にかかわる機関のスタッフが進行役となり、地元の皆さんが自ら取り組んでいる活動を紹介する内容です。

※各項目をクリックすると、詳しいレポートがご覧いただけます。

その1
自然と諏訪の信仰
天然寒天って何? 現場に行こう!
2019.2.11
「ここならでは」の文化を継いで
その2
自然と諏訪の信仰
どうやってるの? 縄文遺跡の発掘調査
2019.3.9
大地から直に感じられる太古の営み
その3
自然と諏訪の信仰
「食」でつなごう! 地域のくらし
2019.3.21
暮らしの楽しみ 手から手へ
その4
自然と諏訪の信仰
農業とITを掛け合わせるとどうなる?
2019.12.14
未来に向けて対話のコミュニケーション
その5
自然と諏訪の信仰
興味を活動に! 市民研究員
2020.2.1
興味を深めて地域に広げるやりがい
その6
自然と諏訪の信仰
宝の山! 里山づくりの取り組み
2020.2.15
人と自然のふれあう場 価値を再確認
その7
自然と諏訪の信仰
観光でまちを元気にしよう!
2020.3.15(中止)
住民が知恵を出し合って「観光によるまちづくり」をめざして活動し、日本のみならず外国からも多くの観光客を受け入れている笹原区の皆さんからお話をうかがう予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。
リーフレット01
リーフレット02
リーフレット03
リーフレット04
リーフレット05
リーフレット06
リーフレット07
リーフレット08
リーフレット09
リーフレット10

開催時のチラシ

レポートまとめ
ミュージアムの建物を飛び出して

文化や芸術というと敷居の高いもののように感じてしまう方が多いのが現実。参加者からも「ミュージアムに来たのは中学校以来」「ずっと茅野に住んでいるけど機会がなかった」という声が聞かれました。本当は、文化や芸術はミュージアムの建物の中だけではなく、日常の暮らしの中にあるもの。この地の風土の中で生まれた生き生きとした暮らしこそは、茅野を形作る文化に他なりません。まさに「地域そのものがミュージアム!」です。
「ちのミュージアム・ピクニック」では、茅野の人々の営みを、ミュージアムの展示とひとつの文脈の中で眺めてみました。日々の暮らしと文化・芸術とがしっかりとつながり、何気ない風景に芸術を感じたり、これまでより文化に親しみを感じたりするきっかけになったのではないでしょうか。
「ちのを編む みんなのサロン」では、熱い想いをもって活動している地元の人に語り手になってもらいました。ふだん発信が難しいそれぞれの活動の、やりがいや魅力はもちろん、伝えたい想いや困りごとも、もっとみんなに知ってほしい。集った人たちにゆるやかなつながりが生まれたり、これまで触れてきたことの見え方が違ってきたり、すぐ隣にある「宝ものを再発見!」する機会となりました。

茶室「空飛ぶ泥舟」
●PDF版ダウンロード「茅野市文化芸術推進事業レポート 地域そのものがミュージアム!」

茅野市文化芸術推進事業とは

茅野市には、考古、自然・人文、古文書、美術といった異なる館種のミュージアム(美術館・博物館)があります。そこで、各館の魅力や役割をつなげて地域を中心に広く発信し、新たな活用を推進するため、2012年度から連携事業「茅野市ミュージアム活性化事業」が始まりました。さらに、ミュージアムの魅力や役割と、地域の多様な機関とをつなげる「茅野市文化芸術推進事業」が2018年度からスタート。教育施設やコミュニティ施設、コワーキングスペース、観光関係団体などの関係機関とミュージアムが共働し、文化・芸術の視点から地域とミュージアムが有する多面的な可能性を生かした事業を行うことで、文化・芸術と暮らしの新たなつながりを見出してきました。

茅野市文化芸術推進事業
(2018~2020年度)

http://www.chinoshiminkan.jp/chino-museum/
●ちのミュージアム・ピクニック
●ちのを編む みんなのサロン
●茅野市美術館を一緒にサポートしませんか
●アート×コミュニケーション茅野

茅野市文化芸術推進事業
2020年度の取り組み

http://www.chinoshiminkan.jp/chino-museum/2020/

茅野市ミュージアム活性化事業
(2012~2016年度)

http://www.chinoshiminkan.jp/chino-museum/
●ちのミュージアム・インフォメーション
●ワークショップ&講座が大集合!
●ちのミュージアム・スタンプラリー
●ちのミュージアム・ピクニック
●茅野市ミュージアム・コンシェルジュ講座
●シンポジウム「地域とミュージアム」
●シンポジウム「まち・産業・ミュージアム」
●シンポジウム「結ぶ~いにしえから未来へ~」
●シンポジウム「ミュージアムから出かけよう」
 茅野の魅力とミュージアム(日・英・中)
 http://www.chinoshiminkan.jp/chinomuseum/
●アート×コミュニケーション茅野
●PLAY with Soundscape -音風景の可能性-