茅野市文化芸術推進事業レポート
芸術×文化×くらし
地域そのものが
ミュージアム!
レポート

ちのを編む みんなのサロン

その5
興味を活動に! 市民研究員
2020.2.1
興味を深めて地域に広げるやりがい
会場:茅野市八ヶ岳総合博物館 閲覧室・実験工作室

茅野の自然・歴史・民俗・産業について、資料の展示・収集・保管・研究にあたる八ヶ岳総合博物館。子どもから大人まで、楽しみながら学習・調査研究を深める取り組みのなかで、地域住民がフィールドワークや科学工作などに携わる「市民研究員」の活動があります。現在「植物」「シダ」「キノコ」「コケ」「天文」「実験工作」「語り伝承」の7グループがあり、そのうち4グループによる活動紹介と、グループごとの分散会に参加し、活動の一端を体験しました。「会員同士の情報交換が楽しい」「仲間が増えるとうれしい」といい、興味を深め地域に広げる取り組みにやりがいをもって臨む姿が印象的でした。

専門家が指導にあたり、月1~3回程度活動している「市民研究員」。4グループの活動紹介では、代表者が取り組みの内容や地域での活動支援、やりがいなどを発表。参加者からは「好きな活動をとおして皆さんイキイキされていた」「いろいろな活動があることがわかり興味深かった」といった声も。

ふだんの活動の様子を知ってもらおうと、分散会で活動の一端を体験。キノコグループでは顕微鏡で胞子の観察、実験工作グループではさまざまな工作キットを組み立てて遊んでみました。

語り伝承グループでは地域の語りべにお話をうかがい、聞き書きの冊子をつくる取り組みについて、天文グループでは冬の星座などの講義を受けました。

話し手:茅野市八ヶ岳総合博物館市民研究員(キノコグループ・天文グループ・実験工作グループ・語り伝承グループ)
・語り伝承グループ

ふだんの活動では、諏訪人気質という独特の気風の中で年を重ねてきた語りべの皆さんの話をうかがっています。私たちに生きる知恵と勇気を与えてくれる悲喜交集です。サロンでは活動に関心をもって聞いてくださいましたが、若い方から日程の調整ができないという話もあり、今後の課題です。こういった機会は横の糸を広げ、多くの市民が地域のことを知るきっかけになるので、ぜひ続けてほしいです。

進行:両角徹生(茅野市八ヶ岳総合博物館館長)

八ヶ岳の裾野を土台とし市民が自らの手で主体的に研究する「生きた学びの姿」を参加される皆さんに見ていただき、興味がわいたら一緒に活動してほしいという願いから企画しました。サロンでは市民研究員活動の全体像をお話しし、分散会ではミニ体験をしていただきました。サロン後、3名の方が活動に参加されています。この八ヶ岳の裾野の自然や文化の魅力を市民研究員活動で深め、さらに多くの皆さんに伝えていってほしいと願っています。

ちのを編む みんなのサロン
2019年2月~2020年2月 全6回
その1
自然と諏訪の信仰
天然寒天って何? 現場に行こう!
2019.2.11
「ここならでは」の文化を継いで
その2
自然と諏訪の信仰
どうやってるの? 縄文遺跡の発掘調査
2019.3.9
大地から直に感じられる太古の営み
その3
自然と諏訪の信仰
「食」でつなごう! 地域のくらし
2019.3.21
暮らしの楽しみ 手から手へ
その4
自然と諏訪の信仰
農業とITを掛け合わせるとどうなる?
2019.12.14
未来に向けて対話のコミュニケーション
その5
自然と諏訪の信仰
興味を活動に! 市民研究員
2020.2.1
興味を深めて地域に広げるやりがい
その6
自然と諏訪の信仰
宝の山! 里山づくりの取り組み
2020.2.15
人と自然のふれあう場 価値を再確認
その7
自然と諏訪の信仰
観光でまちを元気にしよう!
2020.3.15(中止)
住民が知恵を出し合って「観光によるまちづくり」をめざして活動し、日本のみならず外国からも多くの観光客を受け入れている笹原区の皆さんからお話をうかがう予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止いたしました。