音風景ベストセレクション

講師：庄野泰子（音環境デザイナー・武蔵野大学環境学部講師）、山下柚実（作家・五感生活研究所代表）、今井慎太郎（作曲｜サウンドアート・国立音楽大学専任講師）、久保げしょ（茅野市民館音響担当）

●2013年3月10日（日） 14:00～16:30
●会　場：茅野市民館アトリエ
●入　場：無料

「音風景のライブラリー」から厳選した「音風景」を発表します！

地域の中に耳を傾けると、素晴らしい音、残していくべき音が多くあることに気付きます。2008年度からスタートした「音風景ワークショップ」は、2012年度で5周年を迎えました。「音風景ワークショップ」で参加者はレコーダーを使った録音の方法を学び、その後、各自でレコーダーを持ち帰り、諏訪地域および近隣地域で録音します。72人の参加者により1,017もの音源が集まりました。そして、この度の「音風景ベストセレクション」では、ワークショップ参加者と講師を務めてきた庄野泰子氏、久保げしょにより、5年間の「音風景のライブラリー」から厳選した「音風景」を発表します。また、今井慎太郎氏が「音風景のライブラリー」を使用して作成した楽曲もお聴きいただけます。

■「coMIMInication」について
2005年10月に開館した茅野市民館には、隠された8組のスピーカーから茅野周辺や市民館内で採集した音をランダムに再生する音響システム、そして伝声管の機能をもつ一組の「音具（おんぐ）」があり、名称を「coMIMInication（コミミニケーション）」と呼びます。「coMIMInication」のデザインは庄野泰子氏（音環境デザイナー）によるものです。 音響システムで再生される音は随時更新され、「音風景のライブラリー」はこの音響システムによっても再生されています。

■講師プロフィール
　
庄野泰子（音環境デザイナー・武蔵野大学環境学部講師）
東京学藝大学大学院（音楽学）修了。音環境デザイナー。音環境の調査・研究を経て、デザインの実践を手掛け国内外の賞を受賞。茅野市民館のサウンドスケープ音響システムと音具をデザイン。共訳書に『世界の調律 － サウンドスケープとはなにか』（平凡社）など。

山下柚実（作家・五感生活研究所代表）
早稲田大学第一文学部卒業。著書に『五感生活術』（文春新書）、『＜五感＞再生へ』（岩波書店Ｕ、『五感で楽しむまちづくり』（共著、学陽書房）他多数。江戸川区景観審議会委員、放送大学非常勤講師、元環境省「感覚環境のまちづくり」検討委員。

今井慎太郎（作家｜サウンドアート・国立音楽大学専任講師）
茅野市生まれ。音や物の微細な運動を剪定し矯正することで創作を行なう。国立音楽大学およびフランスのIrcamにて学び、文化庁派遣芸術家在外研修員およびＤＡＡＤベルリン客員芸術家としてドイツで活躍。

久保げしょ（茅野市民館音響担当）
2008年度からスタートした「音風景ワークショップ」にて講師を務める。文化複合施設・茅野市民館（茅野市美術館を含む）の音響を2005年度の開館時より担当している。

主　催：茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造、茅野市美術館
協　力：ＮＰＯ法人サポートＣ 美遊ｃｏｍ．
後　援：茅野市、茅野市教育委員会

【お問合せ】

●茅野市美術館　（茅野市民館内）
〒391-0002 茅野市塚原一丁目1番1号
受付時間　9:00～20:00 (休館日：毎週火曜日　※火曜日が祝日の場合その直後の休日でない日）
Tel.0266‐82‐8222　Fax.0266‐82‐8223