民謡 - 玉川中沢

【対象者】
伊東昭二さん(八十三歳)

【内容】
※ダンチョネ節
サポートCで、ダンチョネについて色々行なっているのを新聞で見た。
高齢者クラブで塩壺の湯(福祉センター)へ行っているが、そこでダンチョネ節を唄っているのを聞いた。自分も若い頃散々やったので懐かしく、早速歌詞をもらってコピーし、中沢の高齢者クラブでも歌うようにした。
※昔の話(ダンチョネ、お宿等)
昔八月十七日に盆踊りがあり、ダンチョネが主で、皆こぞっておどったものだ。
正月から小正月頃の寒いときには、お宿(娘宿)と言うのがあって、十八、九の娘が夜に集って遊んでいるところへ男衆が訪ねていく。これは戦後しばらくまで続いていた。わしらは健全な方で、一軒につき五分くらい居るだけで、又次の宿を訪ねるという風で、一晩に何軒も歩いたが、中には一つ所に留まる人もいた。田沢、丸山、払沢、北山、湯川あたりまで歩いて、はきものがすぐだめになった。娘たちは、嫌な人には「お宿は無い」と言ったり、男のほうは、悪戯に雨戸に井戸水を流して凍らせて出られない様にしたりという事もあった。
昼間は穴倉に集ってわら草履などを作っていた。



この企画は、平成24年度文化庁「地域の遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」補助事業です。

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