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主催事業

いい建築にはいい身体感覚がある

4日間、茅野市民館と身体で過ごす、真夏のコンタクト・ワークショップ
茅野コンタクト・スケープ

今回2度目となる全国巡回型のダンスワークショップ・フェスティバルCIMJ (Contact Improvisation Meeting Japan)が、今年は滋賀県と長野県で開催されます。滋賀県では滋賀会館、長野県では茅野市民館が開催地に決定いたしました。今年度は、茅野市民館の建築空間をフルに活かして、「コンタクト・インプロヴィゼーション(*1)」をキーワードに、多角的な視点でダンスや身体を考えるダンスワークショップ・フェスティバルCIMJのワークショップ を実施します。
全4日間のワークショップでは、「建築(くうかん)×身体(からだ)×生活(くらし)」というテーマに基づき、身体を通して視覚化 (ビジュアライズ)する方法を探っていきます。表現の新たな回路を築くとともに、社会や他分野へのアプローチを参加者と一緒に考えます。
各日、ダンス・パフォーマンスの第一線で活躍するダンサーや振付師、そして茅野市民館を設計した古谷誠章氏を講師として招き、茅野市民館の全施設・全空間を使用してダンスワークショップやダンスツアー、建築ツアー等を行います。様々な切り口のワークショップやツアーでは、人と、自分と、空気と、自然と、町と、そして茅野市民館と、身体をつかって対話し、コンタクトをとることによって、「建築と身体の関係」や「生活の中にある身体」といった問題についてみんなで考えます。さらに、茅野市民館の設立から3年目の今、改めてその建築や空間そのものの存在や魅力を、新たな感覚を持って全身で感じてもらいます。またダンスやパフォーマンスを通して、茅野市民館と参加者の身体が直接繋がる、そのような体験をしてもらうことも本企画のねらいです。
(*1) コンタクト・インプロゼーションとは?

触れること、相手や空間を感じることからはじまるダンス/身体技法。1970年代のアメリカ で生まれ、日本でもダンスとして、またボディーワークとして浸透してきました。現在では、心理療法、コミュニティー・アートなどにも大きな影響を与え、その裾野の広さを表しています。振付として用いられたり、作品を踊る中でダンサーが場を深くとらえるための有用な技法のひとつ。近年では身体への気づきや、コミュニケーション・スキルとして、アーティスト、教師、鍼灸師、整体師、セラピスト、介助に関わる人etc…幅広い対象からの関心がある。

●日  時:2008年 8/ 13(水)~16(土) 全4日間
●会  場:アトリエ他
●講  師:坂本公成/森裕子/じゅんじゅん/古谷誠章 他

茅野市民館と身体で過ごす、真夏のコンタクト・ワークショップ
スケジュール

スケジュール
茅野市民館と身体で過ごす、真夏のコンタクト・ワークショップ
●ベーシック・ワークショップ ─からだを知る、からだを見る
コンタクト基礎編 「身体と話す、カラダで話す。」 ナビゲーター:坂本公成+森裕子
8/13(水)〜8/15(金)10:30-12:30
床に寝転がったり、もたれたり、シンプルな動きからはじめましょう。そうした動作に連続や反転を加えてムーブメントへとつなげていきます。自分のカラダから少しずつ他者や空間へと身体が近づいていきます。夏まっさかりの朝のカラダを気持ちよくウォーミングアップできるはず。
 
●建築家とダンサーとめぐる、建築ツアー *
ナビゲーター:古谷誠章(建築家・NASCA代表/早稲田大学教授)、坂本公成、じゅんじゅん
8/13(木)13:30〜15:30
市民館を設計した古谷氏とダンサーが茅野市民館の空間の魅力をご紹介。ツアーの後は開館までのエ
ピソードやダンサーから見た空間の魅力を語ります。
 
●クリエイション・ワークショップ ─茅野市民館を使ってダンス作品をつくる
建築とコンタクト ナビゲーター:じゅんじゅん×坂本公成
8/13(水)〜8/16(土)13:30-16:30
茅野市民感の有機的な空間を使ってコンタクトを活かした小さなパフォーマンス作品をつくります。「目の前のことを疑いたくなる」と言う、視覚の魔術師じゅんじゅんと、身体との対話をめぐる作品製作を精力的に行うダンスカンパニーMonochrome Circusの坂本公成が作品づくりをナビゲートします。身体と空間が一緒になることで、いつもと違う風景を作ります。作品は最終日の「ダンス・ツアー」で発表します。
 
●どこでもジャム・セッション *
8/15(金)18:30〜19:30ナビゲーター:坂本公成 
市民館のどこかではじまるコンタクトの即興ジャム・セッション!簡単なナビゲーションをしてからはじめます。
 
●〈オープンプログラム〉 「建築と踊る」で製作した作品をめぐるダンスツアー
8/16(土)16:00スタート 
茅野市民館と身体とのセッション。その時間の光や空気でしか味わえない作品の数々をお楽しみください。
 
●アフタートーク 「生活-身体-建築をつなぐアートワーク」
8/16(土)ダンスツアー終了後
4日間のプログラムから見えてきた身体とは?空間とは? これからの市民館やCIMJについて語ります。
※ ワークショップは定員各25名、ダンス経験不問です。動きやすい服装でどうぞ。シューズは不要です。
※ *と、オープンプログラムはどなたでも無料で鑑賞・聴講いただけます。
プロフィール

坂本公成(ダンサー、振付家)  
ダンスカンパニーMonochrome Circus主宰。身体を通じた『対話』をテーマに種々の企画やWSと作品創作に取り組んでいる。コンタクト・インプロヴィゼーションには10年以上取り組む。カンパニーの作品は17ケ国27都市で紹介される。アンジェ国立振付センターとのコラボレーション『怪物』プロジェクトや、『坂本公成掌編ダンス集』全7編を連続上演などの企画を展開中。'00年度京都市若手芸術家奨励制度奨励者。
森裕子(ダンサー、振付家)
自称、日本一小さいダンサー。坂本公成と共にMonochrome Circusを主宰する他、関西日仏学館主宰のダンスWSのコーディネートなどを通じて海外の多くの作家と交わり、現在は「京都国際ダンスワークショップ・フェスティバル」の代表を務める。各地でコンタクト・インプロヴィゼーションや「身体への気づき」のワークショップを多数行う。踊ることの根源的な「楽しさ」を伝えたいと願っている。
◆モノクロームサーカス http://www.monochromecircus.com 
 
じゅんじゅん 
  大学時代よりマイムをはじめる。その後コンテンポラリーダンスの活動も開始。岩渕多喜子、伊藤キムの作品に参加。’95年マイムグループ「水と油」結成。マイムをベースにダンスや演劇的手法を混ぜ込みつつ独自の作品作りに挑む。海外公演も精力的に行う。’06年水と油活動休止後はソロを中心に活動中。’07年横浜ソロ×デュオConpetition+にて審査員賞受賞。
◆じゅんじゅんSCIENCE http://www.junjunscience.net/
 
古谷誠章(建築家・NASCA代表/早稲田大学教授)
  1986年から文化庁芸術家在外研修員としてマリオ・ボッタ事務所に在籍。1990年から1994年まで近畿大学助教授を務め、1994年にはスタジオナスカを設立。設計した茅野市民館は、2007年の建築学会賞作品賞を受賞。
◆古谷誠章研究室 http://www.furuya.arch.waseda.ac.jp/
 
その他
CIMJでは、各地からゲストを呼んでいます。さまざまな背景を持った受講者とナビゲーター、ゲストとのボーダレスな場作り(ミーティング)を考えています。
◆CIMJ 公式HP  http://www.cimj.net
 
 
 
主  催:茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造
       京都の暑い夏事務局
後  援:茅野市/茅野市教育委員会/信濃毎日新聞社/長野日報社/市民新聞グループ/エルシーブイ株式会社(すべて申請中)
協  力:滋賀会館
 
 

お問い合せ
●茅野市民館指定管理者 株式会社地域文化創造
〒391-0005 長野県茅野市仲町1番22号  
TEL:0266-82-8222 FAX:0266-82-8223 ccc@chinoshiminkan.jp
●NPO法人サポートC
サポートC事務局 (茅野市民館内)
TEL:0266-82-8230 FAX:0266-82-8231 supportc@po30.lcv.ne.jp
  毎週火曜日 (火曜日が祝日の場合その直後の休日でない日)
  開館時間 午前9時~午後10時



お問合わせ
〒391-0002 長野県茅野市塚原一丁目1番1号  Tel:0266-82-8222 Fax:0266-82-8223
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